国内でも国外でも、旅行を思い立ったら僕はまず、ガイドブックを買ってざっと知識を得ます。
網羅するほどには読み込みませんがね。
行きたい場所と、アクセス方法、国外なら雨季のシーズンとか旅装、為替相場やら物価やら、それに慣習、マナー、法規制などなど。
ガイドブックの情報ですから、これ1冊で済んじゃう事がほとんどですね。
あとは現地でスマホのネット環境だけあれば、Google検索でなんとかなるんですけど、中国はネット規制の関係から、まずGoogle検索できるネット環境を手に入れる必要があったので、事前の情報収集に結構な時間を使いました。。
そんな中、事前情報でいくつか役に立ちそうなアプリがあったので、インストールして行ったのですが、是非ものアプリと要らなかったな〜アプリがあったので紹介します。
高徳地図(図の字はくにがまえの中に「冬」)
事前調べで「Googleマップは役に立たん」的な情報があって、ほんまかいなと訝しんでいたのですが、確かに精度が悪く、うかつに頼りにはできませんでした。
これはGoogleの仕事が悪いのではなく、中国側がGoogleに対して非協力的なので、詳細な地図を作るのが不可能なためでしょう。
一国家の考え方としては、空港設備やらを詳細に公開してしまう事で、軍事機密に関わりますから、仕方のない事ですね。
で、高徳地図の機能ですが、中国版Googleマップみたいなもので、操作も難しい事はありません。
全て中国語のアプリになってしまいますが、Googleマップアプリと同じような場所に入力スペースがあったりするので、目的地を住所、名称で探したりする事が簡単にできます。
また経路を調べるにも、現在地をGPSで自動入力できますし、起点にしたい場所を地図から選ぶこともできます。
起点にしたい駅を入力するのが、わかりやすくていい感じですよ。
実際に役立ったのは、入国してすぐ、上海ディズニーへ向かう時でした。
浦東空港から上海ディズニーへ行く方法としては、電車(地下鉄)乗り継ぎとタクシーと、2通りあります。
どちらの方法で行くにしても、高徳地図なら経路を案内してくれます。
経路検索する場合、困るのは中国語(簡体字)入力ができない事ですね。
プードン空港など、「浦」「東」という見慣れた漢字であれば、その通りに入力すれば候補が出てくるので難しくありません。
ではディズニーはどうするか、「上海」まで入力すれば候補に「上海迪士尼・・・」と出てきます。
「迪(みち)」と入力変換しても良いでしょう(僕は読めませんでした)。
また地図上でタップして、ピンを立てるように目的地設定してしまうのも簡単です。
ちなみに上海ディズニーは浦東空港から左のほうにゆっくりスワイプすると出てきます。
目的地を入力できたら、右下の青地のボタン(「路*」経路的なやつね)をタップして、出発地を入力。
次は移動手段を選びますが、私たち旅行者は電車かタクシー、近場なら徒歩ですね。
タクシーの場合
こちらも中国語ですが、つまづくとしたら「タクシーどれー」ぐらいです。
僕は「叫んで止めるタクシー」とおぼえました。。
下に料金の目安が出ています。(右はリムジンかな?)
【全程】でおおよその距離(20km)、目安の時間(36分)も出ていますね。
このルートと、目安の料金が表示される、というのがかなりの安心ポイントなのですよ。
なにせ海外のタクシー移動って不安だらけじゃないですか?
基本的に半日国でもあるわけですし。
なので、この画面を運転手さんに見せれば、運転手さんもうかつに悪さをしようなどと思わないわけです。
空港のタクシー乗り場で待機してる運転手さんは、基本的に悪さしませんので、そんなに警戒することはありません。
中国の話です。他国では空港にある正規のタクシー乗り場でも、ぼったくる国があります。
電車・バスの経路は【公交】
【公交】で電車とバスの経路を案内してくれます。
見方は、普段Googleマップを使える人なら、困ることはありません。
日本の首都圏では、JRから私鉄、メトロにモノレールと様々ありますが、上海近郊だとほとんどが地下鉄で、浦東空港と上海市内間だけリニアがある具合です。
で、この地下鉄は○号線という形に数字で区別されてるので、目的地さえわかっていれば、乗り換えも簡単です。2号線の○○駅で10号線に乗り換え、みたいにね。
バスは使わなかったので、ここでは紹介していません。ごめんなさい。
上海浦東空港〜上海ディズニーまで【公交】(電車とバス)の経路がこちら
いくつか候補ルートが出てきた中の1つです。
多分最初の候補に出てくるのはリニア(マグレブ)だと思います。
上のルートを見てもらえればわかる通り、すごい遠回りなんですよね〜。(マグレブ使ってもね)
そのうち改善されるとは思うのですけど。
電車移動に限定して、20分でも早くディズニーに向かいたい、ということであればマグレブですね。
20分も急がん、という人なら地下鉄乗り継ぎで良いんでないでしょうか。
50元近く安いですからね?
仮に1元=17円だとして、
上のスクショで地下鉄乗り継ぎ1時間半:7元(119円)
マグレブ使用だと、1時間5分で55元(935円)
安さを選ぶか、時間を選ぶか、快適性も含めて最適解を探せるから、便利なんですね。
ちなみに僕は冒頭のタクシー利用で、30分ぐらいかかって80元([仮]1360円)弱で、ディズニー行きました。
僕を含めて2人での移動でしたからね、マグレブ乗り換え地下鉄利用(1時間5分)、より早く着いて、マグレブ+地下鉄使用(935円×2)より安いので、お得でしょ?
とこんな具合に、日本で使ってるGoogleマップ的な使い勝手の【高徳地図】でした。
実際にいくつかの行き先を、経路検索して使ってみた記事も、いずれ紹介したいと思います。
少しだけ注意点
私たちが中国内で何のアプリをどう使ったのか、当局にはデータとして集計されている可能性があります。決済アプリ等は、クレジットカード番号等、詳細な個人情報まで入力する必要があります。ご利用は個々人の責任において、行ってください。
ですがね、(中国の)自国民13億人+観光客ものビッグデータって、いちいち個人情報まで監視収集してないと思ってます。監視されるとすれば、あっても、いわゆる要人だけじゃないかな〜。
ではでは。ノシ