上海へ旅行するにあたって、Google検索とLINEが使いたいから、香港simを買いました。
9年ぶりぐらいの中国だったので、ちゃんと使えるか心配でしたが、問題なく使えました。
ネット環境が整ったおかげで、経路検索や翻訳アプリなども活躍し、不自由のない旅になりましたよ。
僕と同じように中国慣れしていない人や、出張で今までGoogle&LINEを諦めてた人は、ぜひ使ってみてください。
ストレスフリーな旅になりますよ!(中国の文化から受けるストレスは別として・・・)
香港simたくさんあるけど、どれがいいのかって
僕は今回2度目の上海で、初めて香港simを使ってみました。
都合1社のものしか使ってないので、比較して「これがオススメ」ってのは言えませんごめんなさい。
ただ、安易に選ぶとがっかりすることになります。
どういうことかというと、
通話&SMSがないとがっかりするかもよ
データ通信専用のsimがたくさん売られています。
例えばAmazonだと、「Amazon’s Choice」でもオススメされていますね。(2019年5月情報)
それだけたくさんの人が使っていて、実績もあって値段も手頃ってことで、オススメされていると思うんですけど、だからと言って万能ではありません。
GoogleとLINEにTwitterができれば良いのだ、という人は十分なんですけど。
人にもよりますが、旅行にしろ出張にしろ、おおまかなタイムスケジュールって決まってますよね。
でも海外のことで、想定通りにいかない都合とかって、あると思うんですよ。
見知らぬ土地で、交通手段とかね。
あってよかった通話simのおはなし
例えば高速鉄道とか、前もってチケットを確保する人はいいんですけど、実際にチケット売り場で買おうと思ったら、何時何分発の高速鉄道に乗れるか、窓口で確認するまでわかりません。
アプリの高徳地図を使うと、経路だけでなく高速鉄道の空席状況なども確認できます。
乗りたい時間の目安はあっても、前のスケジュールが長引くかも知れないので、事前に買えなかったりするわけです。
で結局、日中のスケジュールが長引いて、チケット窓口行ったら最短の高速鉄道には乗れなくて、僕はこう思ったのです。
「やばいなホテルのチェックイン遅くなるな〜。自動キャンセルとかされないかな〜・・・」
海外の事ですからね。予約があったって、あんまり遅いと他のお客を案内しちゃったりしますからね。
レイトチェックインの連絡入れとこうかな〜なんて思った時、通話simが役に立つんですよ。
ないと損する通話simのおはなし
通話ができるsimってのは、SMSもできるんです。
SMSって「データ専用sim」だとできないんですよ〜。
日本国内の業者だと、データ専用simでもオプションでSMS機能を付加することができたりします。
香港simで、SMS機能付きのデータ専用simを探してみましたが、見つかりませんでした。
最近はめっきり使うことが減りましたけどね、ショートメッセージです。
中国では、いろんな場面でSMSが使われています。
旅行者や出張者の我々が、どんな時に中国内でSMSを使うかっていうと、アプリのアカウント登録時によく使います。
でもアプリなんて、旅行程度の日数ではたいして使わない・・・と思うじゃないですか。
確かに、地図アプリぐらいしか使わないんですけど。
しかしながら、事前情報なしに、あなたが上海ディズニーへ行こうとしてるなら、SMSがないと大損こきまっせ、と。
なぜディズニー行くのにSMSが必須なのか
だってディズニー行ったら、アトラクション並びますよね?
並びたくないですよね?
ファストパスがあればそんなに並ばなくて済みますよね?
上海ディズニーのアプリでアカウントを登録すれば、アプリでファストパスが確保できるのです!
そのアカウント作成時に、自分の電話番号を入力して、SMSで送られてくるPINという6桁の数字を入力するのですけど、ここで通話simが役に立つのです。
データ通信専用simには、電話番号がありません=SMSが使えません
電話番号がないと、Wi-Fiがあっても、SMSは使えません
事前に、日本国内で上海ディズニーアプリをインストールして、アカウントまで登録してしまえば、現地でSMSは必要ないと思うのです、、、
が、僕の場合、現地でsimを入れ替えるのは決めていたので、「アカウント登録時の番号(日本の番号)が使えない状態でも、問題ないのかなあ」と素人ながら不安がありました。
試してないけど、サインイン、できるんですかね??
なので、中国に入国後、香港通話simの番号を使って、アカウント登録したのです。
アプリのダウンロードは、日本国内で済ませておきましょう(データ使いますのでね)
日本にいながらでも、アトラクションの待ち時間などが見れて少しワクワクできます
役に立つかもしれない通話simのおはなし
当たり前のことですが、中国語会話ができる人には、役に立つでしょう。
勉強中で、片言しか会話できない、という人でも役に立つんじゃないですかね。
なぜ当たり前のことを言っているかというと、僕の上司は北京語(中国の標準語)を喋れるのに、香港通話simの存在を知らないからです・・・。
片言でも会話できれば、DiDiなるタクシー配車アプリも役立つと思うんです。
アプリの機能だけで、配車までできるんですが、聞くところによると、たいがい待ち合わせ場所付近で、電話がかかってくるらしいんですよ。
ダウンロードはしていたので、使ってみたかったんですが、実際電話かかってきても、会話できなくて迷惑かけちゃうなー、と思ったので使いませんでした。
実際使ってみたsim
Amazonで買いました。
China Mobile(Docomo的なやつ)の香港版です。
スペックは、
3日間、1GBまで速度制限なし、50分の無料通話と、50通までの無料SMS。
おまけのキャンペーン中とのことで、実際には、
- 実質4日間(開通日サービス+3日)*香港時間でカウント
- 2GB(1GB+1GB)まで速度制限なし・以降128kbps制限
- 50分通話無料
- 50通SMS無料
- 888円(2019年4月の価格)
というものでした。
Amazon’s Choiceなどの、売れ行きのいいキャリア(China Unicom)とは違って、レビューも30にも満たないものだったので、少々心配ではありましたけど、まったく問題ありませんでした。
実際に使用したのは浦東地区、上海ディズニーエリア、上海市内、杭州、です。
電波が途切れることもなく、快適でしたよ。(スマホの対応周波数にもよりますがね)
参考までに、中国本土でこのsimが掴む周波数(TD-LTEと3G)
- Band 38(2600)
- Band 39(1900)
- Band 40(2400)
- Band 41(2700)
- TD-SCDMA【3G】
僕のスマホは、LTEのBand 41しか対応していませんでしたが、先述のエリアで不便を感じることはありませんでした。
最近のスマホであれば、ほぼLTEに対応してますが、対応周波数は多いにこしたことはありません。
手持ちのスマホ(simロック解除済みのね)の対応周波数と、照らし合わせてみてくださいね。
上記の周波数に対応していないスマホを使いたい場合は、中国聯通(China Unicom)のデータsimが無難です。
なおiPhoneの対応周波数は、世界最強レベルなので心配無用です。
気になったこと
上記のChina Mobile HK(香港)simを使って、1つだけ解決できない事がありました。
2つ買って、連れのiPhoneでも使用したのですが、このsim同士の通話がどうしてもできませんでした。
与えられた、連れの電話番号に発信してもかからない。
先頭の「0」を国番号【852香港】【86中国本土】にしても発信できず。
海外には発信できない、ってのは注意書きで知っていたんですがね。
滞在予定ホテルには、発信OK、通話も問題ないんですが。
(中国から)国外へは発信できませんが、日本からの着信は可能です
開通直後しか試してないので、何か方法があったのかもしれません。
ひとまず、LINEでトークも通話もできるから、いいや。
ってことで深堀りしませんでした。
うっかりしそうな注意点(あってよかった通話sim2〜)
仕事で先方と連絡を取りますか?
旅行にしても、現地住まいの人と連絡を取りますか?
データ専用simを使って、自分はGmailとLINEが使えるようになっても、相手方が使えないと、意味ないですからね。
こちらからGmailでメール連絡して、「返信が来ないな〜」なんて、それは来ない可能性の方が高いと思ってください。
どうしてもデータ専用simで連絡を取り合うのなら、WeChat(ウェイシン)を使いましょう。
友達同士の他愛のない会話なら、会話データぐらい収集されてもまあ別に、と思えますけどね。
アプリ内で誰かと送金受金までするとなると、そこまでデータ収集されるのは気持ちが悪いですね。
というわけで、通話できれば手っ取り早いし、SMSでショートメールできるのが、安心と思います。
うっかりGmailで(中国住まいの人から)返信を待たないように、気をつけましょう。
あとがき
LINEさえ使えれば、仲間内での連絡はデータ専用simでも事足ります。
ホテル等への連絡とか、仕事で先方と連絡が必要な時、SMSを使うかもしれない場合は、通話simを入手しましょう。